6mornigちょうどひと月前の今日は
篠山の『6』さんでの
ワークショップ2日目の朝を
迎えていました

それはもう合宿のような楽しい朝

荒西さんご夫婦は
誰よりも早く起きて
おいしいパンをトーストして
昨夜の美味しかったお鍋のスープで
ささっとおじやを炊いて

かわいいジャムや栗のクリームやらと
差し入れで頂いた美味しいケーキの並んだ朝ご飯

2日にわたるキリムドールワークショップの
お昼ご飯のために淡路島から泊まり込みで
かけつけて下さったどいちなつさん

ワークショップに参加予定でしたが
定員数いっぱいになったため
他の方に席を譲って下さった花宇の若奥さんと赤ちゃん

ポーランドの職人による革靴や鞄のLA BAUMEの代理店をしながら
日本でのTORO e TOROのお手伝いをして下さっているリリー

そして場を和ませ時に賑やかにしてくれる荒西家のかわいい娘ちゃんたち

仕事仲間であり友人であり
家族のような人達に囲まれている幸せを
これからの自分の原動力にしようと
パンにかじりつきました

もしその日のワークショプで
ご参加下さった方々が楽しいと感じて頂くことができたら

それはこんな朝ごはんを頂いたおかげなのだと思います

本当にありがたいことに
今お仕事やキリムドールや作品を通じてご縁頂いた方々は
人としての真心で繋がって頂けています

時には凹んだり悩んだりもしても
その人達のことを思い出すと力が湧いてきます

そして自分も誰かのそんな存在になれるようにがんばろうと思うのです

どいちなつ

そら植物園

リリー

essential store年に数回の期間限定オープンの
エッセンシャルストア

今回の帰国はミラクルなタイミングで
伺うことが出来ました

玄関からの階段をゆっくり上がって2階へ
わあ!っと心の声が思わず口からこぼれる

ぐるぐると同じところをまわっているのに
常に新しい発見があって
幾重にも重なる時空をわたり歩いたような
気持ちになってやっぱり最高

ひとつひとつに愛着という波動が
転写されたものたちの発するエネルギーで
この空間が広がり続けているようです

そしてエッセンシャルストアの
中枢部分ともいえる1階へ初めて潜入 
2階奥から噴火で生まれた巨石が
持ち上げる階段をおりると

そこもまた
すみずみから発せられる
エネルギーがいっぱいで
それでいてしんとしていて
作品を際立たせる素晴らしいギャラリーがありました

ひとつひとつ手に取って集められたものたち
すみずみまで手でつくられた空間

オーナー兄弟の手のひらからは
特別なものが出ているにちがいない!
きっと脳内エネルギーがすごいのだと思う

写真には目に見えないものが写ると思うから
大興奮で写真を撮らせてもらいました

帰りにオーナー兄さんがみかんを
4つ紙袋で持たせてくれて
ようやく今ここは日本の年末だったのだと
落ち着いたのでした

ここにくることで私は
エネルギーの交流を楽しんでいるのだな〜と思うのです

Essential Store

terceiro12,21真夏のオーストラリアに戻りました
今年もどうぞよろしくお願い致します

すっかり『限界の向こう側』へ
駆け抜けていましたが

ようやくゆっくりと楽しかった日本を
ふりかえる日々です

日本帰国2日目から福岡のTERCEIROさんで
ユーカリ染めのキリムドールの展示会をして頂きました

2年前に初めて訪れたTERCEIROさんは
初めてお会いするのに心の奥深くに
不思議な感覚が繋がっているように感じました

こういう感覚は自分にとても大切なものだという
直感がありましたので

2日間の展示期間に
ふたりだけで静かに色んなお話しをする時に
まとっていらっしゃる空気や
お越し頂いた方々とわいわいお話しさせて頂く時の
佇まいやらに見いだすことが出来ました

それは心の奥深くに繋がっている
真心のこもった美意識でした

その2日間で不思議とそれと同じものを感じる方々が
引き寄せられるように集まりました

北海道からペットのめだかちゃんを白樺のバスケットに入れて
お越し下さった白樺作家の吉岡綾子さんをはじめ
あの日お会い出来た奇跡に感謝の気持ちでいっぱいになりました

夜のごはん会には翌日にワークショップでお世話になるTOKOOさん
前日に伺って具現化されたイマジネーションの世界観に魅了されたKRANKさん
そして両日お世話になったTERCEIROさん

楽しいごはん会でのお話しには努力のスパイスが効いていました
こういう人達と出会えるおかげで自分の中にまた確信をもてるのです

真心のこもった美意識があることを

TERCEIRO
吉岡綾子さん
TOKO
KRANK

madambukeshla帰国準備の制作の
ラストスパート中に限って
なのか?
だからこそ
なのか?

心の階段を
ひとつ登らなければならない
出来事もあり

やっとこさ〜で心の中の
古い自分を涙に溶かして流した頃

キリムドールのワークショップに参加して下さった
新しいお友達がご紹介して下さった新しい場所へ

Madam Bukeshlaは
素敵な洋服を作っていらっしゃるお店でした

キリムドールを作っていることを
聞かれたデザイナーさんは
ワークショップするならここを使ってもいいよと

早速、お店の奥と2階のアトリエを見せて下さいました

美しい手仕事にあふれる場所には
新しい風が吹いていました

その後も楽しいイベントの出展へのお誘いやら
新しい挑戦に夢と鼻の穴がふくらむことばかり

去年は初めて食べた餃子丼ぶりのヘルシーキッチンには
今年は新しい友達たちの笑顔が迎えてくれて
尚更おいしかったです

それもこれもキリムドールをご縁に繋がった皆さんのおかげです

本当に感謝の気持ちでいっぱいです

心の階段を登ることは大変ですが
そこからの景色は前よりもっと遠くまで見えるように思います

Madam Bukeshla

tunicいよいよ帰国まで
ひと月をきり
嬉しさと同じ分の
緊張のせいで

ワークショップをしている
夢を見て夜中に目が覚め
朝まで眠れない日もあります

ものすごくポジティブアクティブだと
誤解されがちですが

ネガティブすぎる性格が振り切って
ポジティブな結果がたまたま出ている場合が
あるからかもしれません

幼い頃からくじ運はいいのですが
宝くじで1億円当たったら
怖いので買いません

運は日頃の行いの貯金だと
思っているので
大き過ぎる幸運は
運の借金をするようなものだと思うのです

そんな私も最近はちょっと
大変なことばかりが続いていたのですが

先日インドの動物保護に
5ドル寄付してくじ引きしたら
前々から欲しかったチュニックが
当たりました

あの大変な思いはいつのまにか
運の貯金にされていたのかな〜
などと思いながら

やっぱり神さまだけは見ていて
下さるような気がして
とても嬉しかったです

そしてまたコツコツ
運の貯金をしようと思います

about timeこの数ヶ月は制作月間で
ダイニングの片隅の
アトリエのデスクから

作品がどんどんひろがって
ダイニングテーブルも
占領してしまっていましたので

リビングの小さなテーブルを食卓にし
映画を観ながらの晩ご飯になりつつありました

英語の勉強の為に同じ映画をヘビーローテーション
おかげで随分意味が分かるようになりましたが

映画と一緒に晩ご飯を食べているのではない
家族と一緒に食べなくちゃと思い返し

制作が一段落した際に
再びダイニングテーブルを囲んでの晩ご飯にした夜は
子ども達の小さかった頃の思い出話しに
みんな大笑いしながら食べました

その夜は初めて観る映画
リチャード・カーティスの『アバウト・タイム』
直訳すると『時間について』かと思いきや
だんなさんに聞くと

『もっと早くやるべきだったことをやっとやった』
という場合に使うフレーズなのだそう

そんな映画の主人公は
タイムトラベルが出来る力を持っていて
過去のやり直したい時間や
より良い今にするための時間に
タイムトラベルをして奔走します

でも不思議とこの映画は
タイムトラベルが出来る力が
羨ましいと思わせるのではなく

タイムトラベルをしているように
毎日を生きる大切さを
軽快な笑いとともに教えてくれるのです

まるで昨日と代わり映えのない今日は
より素晴らしい昨日にするための
タイムトラベルだと想像すれば面白いなと

何よりやり直ししたいような失敗や出来事は
タイムトラベルの原動力

そして未来の自分が戻りたいかけがえのない時間に
今生きることが出来るということ

次の朝は家族の大好きなパンケーキを焼いたり
学校の送り迎えでは子ども達と一緒にジャカランダの木を見上げたり

そんなことがしたくなる映画でした

『アバウト・タイム』

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TORO e TORO NEWS

calicotオーストラリアでの初めての
キリムドールワークショップに
ご参加下さった方の

イベントに呼んで頂いて
その方が作られた素敵なワンピースを選びました

その日はオーストラリアに来て
ちょうどまる2年目にあたる日でした

2年前のあの日は
苦渋の決断を決行することで精一杯
英語力も友達もゼロからのスタートでした

日本が恋しくて
こちらにはないもの
こちらでは出来ないことばかり
そんな思いはいつものどを
しめつけました

その度ここで今の自分に出来ることを
一生懸命しようと
おなかの丹田のツボにぐっと力を
入れるように意識しました

いつも笑顔でいることから始めて
キリムドールや色々な作品を
コツコツ制作しました

この2年間はそんなささやかだけど
大切なことが初雪のように
消えては積もりました

自分の出来ないこと
ないものを考えることは
自分を成長させることに力を
与えてくれますが

時には出来るようになったことを
考えることも大切だな〜と
思いました

何度も聞いた歌の単語が
聞き取れるようになったこと

キリムドールを作り続けていたおかげでご縁頂いて
大切なお友達が出来たこと

そして、それぞれが持っている
力を合わせて楽しいことをここで
作り出そうと話すことが出来たこと

eucalyptusありがたいことに
帰国までのラストスパートは
忙しい毎日です

制作に家事にこども事に
英語の勉強

全部を完璧にこなすのはとても無理なので
ついつい英語の勉強が真っ先にけずられ
(ものすごくいいわけ)
ちょっと家事をいいかげんにして
なんとかまわしてきましたが

先日1度全部を(あくまでも自分の基準で)
完璧にこなしてみようと挑戦しましたら

朝6時起床から始まり
制作の合間の休憩時間に家事をして
最後の英語学校の宿題を終えると午前1時でした

1日では足りないことが分かり
翌日の英語学校では目を開けながら寝てました

こんな毎日がとても楽しく
なんとかやっていけますのは
制作や生活が自然のエネルギーに
寄り添っているおかげなのだな〜と思います

制作に使う素材の多くは自然素材なのですが
今回制作しているキリムドールは
パンチパーマをユーカリ染めにするので

乾かしたユーカリの葉をカットして布に包んで
染料を3時間コトコト煮出すと
部屋中とてもいいユーカリの香りで満たされてアロマ効果抜群

その合間の子どもの送り迎えも紫の花が咲くジャカランダの木の下を通って

そうして生まれたユーカリ染めのキリムドールたちは
福岡のTERCEIROさんに並べて頂くことになりました

12月20日(土)21日(日)の2日間の小さな展示会ですが
たくさんの方にお越し頂けますと幸いです

2年前に初めて福岡でワークショップをさせて頂いた時に
訪れたTERCEIROさんはとても素敵なお店で
あれからずっと心に残っていたのでとても楽しみです

このわくわくを日々のこつこつに変えて

TERCEIRO

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book思いがけず頂いた
『4つの気質と個性のしくみ』
という本

シュタイナーの人間観は
子育てにとても参考になるので

読もう読もうと思いながら
日々の生活に精一杯になっていたら

ど〜んと親子げんか勃発
朝1番から1日のエネルギー全部
使い果たしてしまいました。。。

これもよいきっかけと
入浴タイムうに少しずつ読み始めました

人間の気質には4つの種類があり

起こりっぽい『胆汁質』
ほがらかな『多血質』
のんびりした『粘液質』
きまじめな『憂鬱質』

この4つの気質が入り交じる割合で
1人1人の性格が異なるそうです

この間の親子げんかは
起こりっぽい『胆汁質』の子どもと
きまじめな『憂鬱質』の私のけんかに
のんびりした『粘液質』のダンナさんが仲裁に入るという。。。

ずっとなんとなく感覚的に感じていたことを
気質を40年にわたり研究してこられた
ドイツ人のヘルムート・エラーさんの言葉の中に見つける度
目からウロコでついついゆでだこになってしまいます(注:入浴中なので)

過去にも幾度となく
素晴らしいタイミングにシュタイナー関連の本を手にし
その度育児に光をあててもらいました

育児は育自、自分も育ってこそ
育っていく子どもと向き合えるのです

今回もまたそういうタイミングだったようです

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POZO私がまだ小学生だったころ
祖父と妹や従妹たちと出かけた
帰り道の電車の中で
座席を祖父や幼い従妹達に譲って
ひとりふんばって立っていると

えべっさんに参られたであろう
笹をもったおじさんが
電車を降りる時に
『あんた席ゆずってえらかったから
これあげるわ』と
残り福餅をくれました

これが子ども心にとてもうれしく
祖母に話すと
『残りものには福があるというてな
先に人に譲る謙虚な気持ちが残ったものに
福を招くんやで』と教えてもらい
その日からそのことわざがとても好きになりました

そういう根っこの想いがあって今となっては
廃材や端材をリメイクする仕事をしているような気がします

そんなわけで
ポーランドのLA BAUMEから譲って頂いた
靴と鞄を作られた際に出た残りのレザーの形を見た時

このことわざがぽんと出て来るほど
そこには美しさと面白さがありました

ちょうどそこへ
EDANEさんからNEXT DOORの
5th Anniversaryへお招き頂いたので
とてもぴったりだと思い

生活の中でいつもそういうことを
感じてもらえますよう思いを込めて
残りレザーの面白い形を活かした壁飾りをお作りしました

ポーランド語で「残りの」
という意味の『Pozostała』から
『POZO』と名付けました

裏にはニュアンスを考えながら旦那さんと英訳した
『Leftovers can bring fortune.』を書き入れました

人生においてみても先に譲ったおかげで
もしかして遅れをとったり損をしてしまったように見えることも
後からちゃんとそれが福になるように思います

EDANE

LA BAUME

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